高校生になり私は 少しだけ自由を手に入れる事ができた 門限が9時になり バイトもしていいと言う バイトは自由に選べなかった どこならいいのかと聞けば、 姉が昔バイトしていた うどん屋さんなら良いとの事だった 時給650円（賄いつき） 私は、家に居るのが…

父親は毎日、母親を怒鳴っていた 何かにつけて粗を見つけては怒鳴った、 夕飯を食べ終わった姉が 自分の部屋へ戻った時も母を叱った 父親が食べ終わるまでその場を 離れないのが普通だと 母のしつけが出来てないと、 1番下の私は、食べるのが遅く そのやりと…

中学になるころには 普通の人になるという目標に 疲れ果てていた、 もう、誰も彼も私にとっては 敵だった。 私をバカにするやつも、嫌う奴も 先生も大人も全部敵だった。 そして、出来損ないの自分さえも嫌いだった。 人を嫌う事で自分の心が傷つくのを守っ…

まずは、普通の人間になる事から 始めなくてはいけなかった 私が何を言っても何をしても 先生も友達も怒らせてしまう。 何を怒っているのかわからない、 皆と同じ様にしてるつもりだった 私は、友達を観察し、言い方や 会話のタイミングを勉強する事にした。…

自由で素晴らしい日々が終わりを つげたのが小学校とかいう所に入れられた 時だった。 いきなり服を着せられ 靴を履かされ学校とかいう所に 行かされた、そこからは地獄の毎日だった 毎日、服を着せられ 机にむかって座らさられ 立ったり寝転んだりしてはい…

3歳の頃 1人で留守番していたのを覚えている 祖母の看病の為、母は病院へ 父は仕事へ、姉は小学校へ 私は1人で留守番していた。 始めのうちは近所に同じ年の子も いたのだが、そのうち皆『保育園』 という所に行くからと、気づいたら1人ぼっちに なっていた…